2025.4.29
Pontevedra → Caldas de Reis
21.5km
朝起きたら電気が復活していました!!
いつまで続くか・・・1週間くらい復旧までかかるんじゃない? という噂だったので、 本当に安心しました。
電気が点いているのを見て、すぐさま全てのデバイスwを充電。
モバイルバッテリーも空になっていたので、時間の許す限り充電しました。
今回の予期せぬ停電で、モバイルバッテリーはやはり必須だなと改めて思いました。
重いし、カミーノの荷物に加えるのには勇気がいるのですが、、 携帯の充電が残りわずかになった昨夜、モバイルバッテリーから充電できたことだけで、停電による不安感を払しょくすることができました。
さあ、電気が復活したということは、朝食をいただけるということです!


コーヒーはJulioが 「エスプレッソだよね!? オッケー!」 と、なぜかcafé soloを用意してくれた・・・
いや、café con lecheがいいんだけど・・・と言いかけたときにはマシンのスイッチ押してたww
きっとアジアンはエスプレッソを飲む傾向にあるんだろうね。

停電のおかげで(?) 本当に楽しい、忘れられないアルベルゲ滞在になりました。
アルベルゲを発つときは、Julioとママとハグして別れを惜しみました。
(出発した後もJulioから何度もWhat’appでメッセージや写真が送られてきたw 歩きながらメッセージ読んで笑っちゃったり。本当に彼は最高でした!)

うむ・・・このパラドールもすごく良さそうだな・・・
でも、もしいつかまたポンテヴェドラに来ることがあっても、絶対昨夜のアルベルゲに泊まると思う。 個室もあるし。
ということはこのパラドールに泊まれる日は永遠に来ないな(;^ω^)
昨日散歩した川を渡り、ポンテヴェドラを後にします。
泊まった町を去るときはいつも 「またここに来られますように」 と願ってしまう。

これくらいの大きさだと開いていることも多いけど、やはり閉まってた。
信仰心から巡礼をする人の割合はあまり高くないのかもしれません。
教会を素通りする人があまりにも多く、現代のカミーノはレジャーなんだなぁと思ったりします。
かく言うわたしも、カトリック信者で祈りと共に歩いている、のではありますが、 「今日は美味しいレストランあるかなー」とか、 「観光案内所開いてるかなー」とか、遊ぶこともたくさん考えてますからね💦
とはいえ、 教会があれば立ち寄り、 祈る時間を持ちたいものです。

この十字架はすごく印象的だった。
枝を落とされた幹の様子が。 そしてSantiago Apóstolo 聖ヤコブも。

実はこれとほぼ同じ場所で撮ったと思われる写真が、ちゃばから送られてきた中にありました。
でもここを歩いた時はそれに気づかず、後から写真を見返して気づいた。
きっとちゃばもこの場所で「景色がいいから」と撮影したんだろう。
だけどちゃばの送ってきた写真を見て、「景色いいな」とは思わなかったんだよね、 それにこの写真も。
写真で景色の良さを伝えるのって難しいんだな・・・。

なんとこの小さいCapilla(礼拝堂)が開いていました!

Selloを押して、少しの時間祈る。
不安がなくなりますように。
元の家族に戻れますように。

すごく素敵な家だったんだろうな。
もったいないな。
どんな間取りなんだろうな。
と、古い家を見かけると、そこに住んでいた人たちや当時の生活に思いをはせる。



線路を渡って、向こう側の森へとカミーノは入っていきます。


ここでもSelloを押して、祈る。
不安がなくなりますように。
元の家族に戻れますように。
ちょっとした集落なので、ここでバル休憩にします。

昨夜Annaは別のアルベルゲに泊まっていたんだけど、 少しだけ Hostal Charino に遊びに来た。
その時、 少しだけ話したのです。
ミラノから来た超絶美しく聡明な彼女がその少しの会話で大好きになったので、会えてうれしかった(*^^*)
そしてこのバルでは抜きつ抜かれつしていた自転車の老夫婦とテーブルをシェア。
自転車ということはスペイン人なんだろうなと思い込んでいたら、ドイツから来たと。
歩くより自転車の方が良いからと、自転車で巡礼することにしたとのこと。
わたしには自転車の方がハードル高いけどな(;´・ω・)
充実のバル休憩を終え、また歩き始めます。

ここで、ちゃばから電気開通した! と連絡がありました。
同じスペイン国内でも、場所によって電気復旧のタイミングはだいぶ違ったようです。
ポンテヴェドラ滞在中、ちゃばと全く連絡が取れなかったので、 この連絡でやっと安心しました。

一応、まわりに人がいないタイミングで。笑
このリンゴ美味しかったなぁ。

この写真をちゃばに送ったら「どこにいるのかわかった!」と。
ちゃばと同じ道を歩けてよかった。 実況中継でカミーノのことをシェアできるのが楽しい(*^^*)


道に突然現れる十字架は、中世の巡礼者にとっては心強い存在だったに違いない。
今でいうモホンのような道しるべ的存在だったのかも。
いまは携帯で地図確認しながら歩けるけど、当時は 「この道で合ってるかな…」 っていつも不安とともに歩いていたんじゃないかと。
最近建てられた十字架もあるけど、古い十字架を見ると、昔の巡礼者について思いを馳せてしまいます。





ガリシアではEstrellaばかり飲んでいます。
バルで飲むビールは確実にEstrellaだし(*’▽’)


なんとここでもAnnaに会いました!
Caldas de Reisまであと5km? 3kmじゃない? と話して、 「じゃあ4kmってことにしよう!」となりました。笑
バルは道中たくさんあるのに二度も続けて同じ店を選ぶとは、趣味が合うんだろうな。
彼女も一人で歩いていて、すごく仲良く話すけど、 一緒に歩こう! とはならない。
やっぱり、compañero (同行者、パートナー)いない方が楽だよなーって思う。
これって人生にも通ずるのでしょうか…。 わたしは深層心理ではcompañeroは必要ないと思っているのかな。
一人歩きはマイペースで楽。
compañero がいれば楽しいけどペースを合わせなきゃいけない。
バル休憩の時に知った顔に会うのは嬉しい。
ワガママだけど、これが私の楽な過ごし方なんだなと、歩きながら考えました。
歩いている最中は、とりとめもなく色んなことを考える。 普段の忙しい生活ではこんなに考える時間ないからね。
贅沢な時間です。


閉まっていました。
さあ、そろそろ目的地です!

今日は遅めの出発だったし、途中のバル休憩でもかなりゆっくりしたので、もう14時。
わたしにしてはのんびりの到着でした。

ここ、来たかったレストランだわ~
ガリシアで一番古いレストランのひとつらしいのです。
バックパック背負ったままだけど寄っちゃおうかな、 アルベルゲに荷物置いてから戻ってこようかな・・・
と迷いましたが、すでに14時。
このまま寄るしかない!

他は予約で満席だったから、ラッキーでした。 おじいちゃん、ありがとう♡
席から川は見えないものの、川沿いのテラサ。
すごく雰囲気がいい!


超美味しくて感動!!

このケーキ、 めちゃくちゃ美味しかった。
もちろん食べきれないので、パンと一緒に持ち帰りました。
このレストランは良かったなぁ。 これで22ユーロ。 安い! と思ったけど、円安・・・(ノД`)・゜・。


Caldas de Reis 滞在記に続きます。