2018.7.19
当時、小学校4年生だった娘(名を〝ちゃば〝と申します)と2人で歩いたフランス人の道。ここに記録を残します。
カトリック信者の私たちは、カミーノに行く前にフランスのルルドに2泊しました。ルルドのことはいつかぜひ記事にしたい。
ルルドは奇跡の起きた場所。まさにその奇跡の現場である洞窟近くの水栓から水を汲むちゃば。
バックパックの中にセットできるハイドレーションバッグに水を補充。
奇跡の水を持ち帰ります。5リットル!
スペインに住んでいた頃、車でピレネー地方を旅行した際に、たまたまルルドに来たことがありました。当時はルルドが聖地であることを全く知らず、「なんでこの街こんなに人がいるの?祭りでもあるの?」なんて考えていたものです。あの頃のわたしを思い出すと…、数年後にカトリック信者となってこの地を再訪するなんて、人生わからないものです。
そしてルルドでは素晴らしい出会いがありました。この写真右側のアメリカンは、Father Sean 神父様です。たまたまルルドのお城を観光中に出会い、たまたま話したところ、この神父様もこれからカミーノに向かうとのこと!
さて、これから Santiago de Compostela を目指す巡礼の旅にいよいよ足を踏み入れます。
ルルドからは電車で移動です。
インターシティで San Jean Pied de Port まで、途中バイヨンヌ駅で乗り換えて行きます。切符は事前にフランス国鉄のページで購入。
ルルドを出てすぐの車窓。大聖堂とのお別れです。
バイヨンヌ駅に着き、乗り換える電車を探したら…なんと電光掲示板にバスのマークが! これは乗り換え予定電車がバスに変更になったということか⁈
プリントアウトしてきたチケットを握りしめ、バイヨンヌ駅を出てバスを探しました。バイヨンヌも来たことのある懐かしい街。どうせ降りるならショコラテリアでチョコくらい買いたかったなぁ(´ー`)
あのバスっぽい。
鉄道がバスに変更になるとは、予測不可。バスの運転手さんにチケットを見せて乗車しました。
バスはほぼ満席。ちゃばとわたし、なんとか通路を挟んで隣同士の席に座ることができました。このとき隣に座っていたのは韓国人のかわいこちゃん。一人で巡礼に来たのだとか。このときは知らなかったけど、後にとても仲良くなるのです…!
無事 San Jean Pied de Port に着いたら、まずは予約してあった La Villa Esponda へ。ここはアパートメントで、立地よし。部屋もきれいでおすすめです。
こんな感じのお部屋。
ピレネーの雰囲気満点の眺望です。
荷物を置き、街歩き&大事な用事に出かけます。
通常、この街の巡礼事務所でクレデンシャル(巡礼証明書)を発行してもらうのですが、私たちはルルドで入手していたので、そのクレデンシャルにスタンプを押してもらいに行きました。(私たちの巡礼はルルドが出発地ということです)
それと、ルルドから持ってきた大量のお土産と5リットルの水の入った重いスーツケースを、運搬サービスのオフィスに預けに行きました。普通は巡礼最終地点の Santiago de Compostela に送ってもらうためのサービス。でも今回私たちは Burgos までしか行けません。これはかなりレアケースなようで、5月から何度もメールでやり取りをし、引き受けてもらいました。ちなみに運搬費は50ユーロ。長い交渉を経て預けられたため、とても安心しました!重いスーツケース持ってピレネー入りは出来ないもんね。
長いこと懸案事項だったスーツケースを無事に預けたため、これから観光です。
明日はこの門をくぐってピレネーに向かいます。
この村はとても素敵な雰囲気。道行く人はほとんどがペレグリーノ(巡礼者)
お城の見学へ。
お城からの景色、まさにピレネー!!
お城から下りてきて、今度は教会へ。
門でもある時計台の左手が教会。
その傍にはホタテ(カミーノのシンボルです)の水道。巡礼路に来たんだなぁ。
教会の中。明日からの巡礼の無事を祈り、ろうそくをたてるちゃば。
買い物がてら、門から出てみました。思いがけずBio(オーガニック)の店があり、たくさん買い込みました。
ここ、The Way という映画に出てくる、印象的な場所です。
街歩きを十分楽しんでアパートメントに戻りました。明日からの巡礼に備え、いま買ってきたものとルルドから持ってきた食材を部屋で食べて、早めに就寝。
…と思ったら、外は嵐!雷鳴が止みません。明日からのカミーノを思い、なかなか寝つけませんでした。