2018.7.20

San Jean Pied de Port → Orisson

距離 7.69km

サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからオリソンのアルベルゲ(巡礼宿)まで今日はひたすら登ります。距離は少ないとは言え、巡礼初日だしピレネーの山登りだし、早めに出発します。

早すぎたのか…?あまり人がいないSJPdPの街並み。

昨日観光した時計台の門をくぐり、歩き始めます。

カミーノの道標のとおり、町を出てまっすぐ。

わりとすぐに登り坂になり、あっという間に牧歌的景色に。

こんな景色を楽しみながらなので、登り坂も苦になりません。

しばらく歩くと、前に人が見えてきました。(ということは、私たちの歩くスピードはそれほど遅くないということです)

しばらくこの人たちと歩きました。左の2人はスペイン人、右の女性はドリアーナというイタリア人。

ドリアーナとはこの後とても仲良くなります。こんな序盤に出会っていたとは!

お腹の空いてきたちゃばは、道端でおやつ。かなり登ってきています。

当たり前ですが、嫌になるほどの坂道が続きます。

雲より高いところを歩いています。

ちゃばはかなりへばってきました💦

SJPdPを出て5.28km、初めてのアルベルゲのある Huntto に到着。

前夜の泊まり客と、バルで休憩する人で賑わっていました。

私たちは手持ちの水やおやつで道中ちょくちょく休憩しているため、ここは寄らずに先を急ぐことに。(暑かったら寄っているところですが涼しくて快適!)

坂道はどんどん急になってきます。

舗装の道路から砂利道に。

ピレネーではこのゴロゴロした石の道が辛かった。私たちはライトな登山靴を履いていますが、足首まである靴だとやはり歩きやすいと思います。

霧が濃くなり、牛が登場!

動物が大好きなちゃば、馬や牛の至近距離を歩くのが楽しい。

登って登って、とにかく足を前に出して、疲れも溜まってきて、自分との戦いのようになってきました。険しくはないとは言え、さすがピレネーです。Huntto を過ぎたあたりから勾配がきつくなっています。

もう着いても良い頃では?と思いながら霧の中を歩いていると、

見えてきました!

Orisson のアルベルゲに到着です!!

ここは完全予約制。予約は早いうちにいっぱいになるそうなので、旅程が決まったらすぐに予約しました。Orisson に泊まらずに Roncesvalles まで直接向かう人も多いのですが、私たちは初日の山歩きで25.2kmも歩けないだろうと思い、ここに泊まることにしたのです。大正解でした。

部屋はこんな感じ。

6人部屋で、4人はすでに入っていました。スペイン人、イタリア人、オーストラリア人、韓国人。ベッドの上段2つが空いていたので、そこに寝袋をセット。(アルベルゲの2段ベッドは下段から埋まっていきます。疲れていて上にのぼりたくないし、下段はやはり楽ですからね)

アルベルゲに着いたのが13:30、そこから夕食の18:30までが長かった。

まずは軽く食事を。

ちゃばは持参の学校の夏休みの宿題をして、

お腹が空いたらまたつまんで、

テラサで過ごしたりもしました。右に座っているのは韓国のスルギちゃん。

なんと、バイヨンヌからのバスで隣に座っていたのはスルギ。彼女とはこの後ログローニョまでわりと同じペースで何度も会い、本当に仲良くなりました。韓国でヘアメイクやメイクアップアーティストをしている23歳のかわいい子です。

あまりに暇で、ちょっとお昼寝しようとするも、楽しくて眠れない。

何もすることがないので、またサロンに戻りました。そこでフランス人のおじさまと仲良くなり、チョコラテを奢ってもらったり、

ドミノというゲームをしたり。フランス語と英語を駆使してなんとかルールを理解。

ゲームのおかげで時間を潰せました。やっと夕食の時間です。

こんな感じで長ーいテーブルについて全員で食事。

宿泊客36人全員で囲んだ食卓では、みんなの前で順番に自己紹介なんかもして、とても楽しく連帯感のある時間を過ごしました。英語がほとんどだけど、スペイン人はスペイン語で、どちらも話せないイタリア人は他の人に通訳してもらって自己紹介していました。

ここに集った巡礼者は世界中から来ており、フランス、スペイン、デンマーク、ポルトガル、イギリス、イタリア、オランダ、オーストリア、アメリカ、オーストラリア、香港、韓国、そして私たち日本と、かなりの多国籍。ちゃば英語がわからない中、よくがんばりました(*’▽’*)