2018.7.31
Najera → Santo Domingo de la Calzada
距離 20.93km

最近長距離を歩いてばかりだったので、今日の約21kmは気軽な感じです。

6:30に神父様のお部屋に行ったら、Father SeanがFather Junから足の手当てを受けていました。
とても痛そう。巨大なマメがいくつか潰れている状態💦💦

カミーノでたくさんの人と足の話をしてわかったこと。

大事なのは靴の中の湿度を抑えるということです。
ちゃばも私も五本指ソックス+普通のソックスで、2枚重ね履きをしていたおかげで、マメとは無縁でした。
実際、何人かのアメリカンには「そのソックスすごい!欲しい!」と言われました。
足指サックのようなものを使っている人もいたけど、使い心地は悪そうだったなぁ。

今日は距離が短いので、ゆっくりめの出発です。
Father Junがちゃばに桃をくれました。

サントドミンゴを出る前、ちゃばの足とホタテマークを写真に収めるJun

しばらく歩くと、背後から日の出。

日の出直後の風景は本当に美しい。
一日で一番好きな時間です。

朝焼けの中、岩に書かれた矢印に従って進みます。

サンティアゴまで581km

私たちも一緒に行きたい!
「もう一緒にサンティアゴまで行っちゃおうよ!」と神父様にも言われました。本当に、いつまでも一緒にいたい。

昨日買っておいたコラカオ(スペイン版・ミロ)を飲みながら歩く。

ぶどう畑。リオハだ〜!

Azofraが見えてきた。次の村が見えてきたときの安堵感!
アソフラで朝食をとることに。
神父様にお祈りをしていただき、いただきます!

食べ終わった頃、Father  Junがトランプでマジックを見せてくれました。
バックパックの中にトランプがあることがすごい!

マジックがちゃばのツボにはまった。

Father Junの多才さには本当に驚いてしまう。
普段、目の前の人を見極めてしまうちゃばも、Father Junのことは本当に信頼しています。もちろんわたしも。

そして、朝マメの治療をしたFather Seanは足の具合がやはり悪く、Azofraからバスに乗ることになりました。
無理は禁物とはいえ、さみしい・・・。私たちはこのまま歩き続けます。

今日も楽しい道行き。
この雄大な景色、歩きだからこそ存分に味わえます。

花摘みをする人たち。
こんなにかわいい花束ができました!
Father Junが花を指輪に挿してくれた。

石で矢印作成。

手をつないでくれたり、
電車で歩いたり、
疲れを感じているんだけど、幸せな時間。
今度は草で矢印作成。

景色がいちいち素晴らしい。

次の村、Cirueñaはリゾート開発でできた村のようでした。

ここでランチ。Junが買ってくれたアイスをかっ喰らうちゃば。
こんな感じの村。やっぱり歴史のある村とは違うね。

見るべきものもないので、この村はさっと通り過ぎました。
ここから目的地のSanto Domingoへは5.95kmです。

歩きながら、とても素敵な時間を過ごしました。
ちゃばは英語の聞き取りがかなり出来るようになってきた…気がする。

道中ちゃばは「Ave Mariaの祈り」の日本語バージョンをJunにレクチャー。
語学の天才(英語、韓国語、スペイン語、イタリア語がネイティブ並み)だけあって、すぐに覚えてしまった。
わたしは英語バージョンもスペイン語バージョンも覚えられる気配なし。笑

Junになぜ神父になろうと思ったのか聞いたら、あまりにも素晴らしい答え。鳥肌が立った。涙まで出てきた。
上手く書けないのでJunから聞いた答えは書きません。
やっぱりこういうスペシャルな人が神父になるんだな…。(日本ではそう…でもない…かもしれない…)

満たされた時間。

Santo Domingoが見えてきました。
思い出の村です。8年振りに来られました。

あまりに満ち足りたカミーノ。そろそろ終わりが見えてきました…。