2018.8.3
Ages → Burgos
距離 22.37km

今日はついに、今回のカミーノ当初、目標ゴール地点にしていたブルゴスを目指します。
だから本当は今日の行程がカミーノの最終行程だったはず。
このカミーノで出会った人すべてに 「今回の私たちのカミーノはBurgosまでなの」と話していました。
このあとどうするか…今日は考えながら歩きます。

6時ちょっと前にアルベルゲを出発。
今日は久しぶりにSeanも歩きます!!

真っ暗だったので、ちゃばはランタンを持ち、わたしはヘッドライトをつけました。
田舎なので真っ暗なのは仕方ないけど、吐く息が白くてびっくり! この真夏にこんなことがあるとは!

日の出前の空は美しい。
わたしのヘッドライトに照らされたひまわり畑。
だんだん明るくなってきました。

しばらく行ったところに羊の牧場があり、

出産直後の子を発見!! うわあああああああ💦
つい今しがた出産した子たちが何頭かいました。
何故みんな一緒のタイミングなの???

このシーンには驚きました。
何人かの他の巡礼者と「すごいもの見たね!」と感動を分かち合いました(*^^*)

ちょっとした山越えなので、登る登る。
日の出間近。

このあたりでFather Junがクワガタを発見。

しばらくちゃばにつけて歩きました。
ついに日の出です。ひたすら美しい。

日が昇ると格段に暑くなるので、辛いのですが・・・
この光は東京では見ることのできない種類の光です。

日の出直後のなんともいえない光の中を歩きます。
山の頂上には十字架。

ここにはこれまで通過した巡礼者が置いていったのであろう石のサークルがあります。

先人が残した石のサークルに、ちゃばもひとつ石を加えました。

今度は山を下っていきます。
なんという広大な景色!
むこうに見えているのが、今日の目的地ブルゴスです。
ところどころに石が積んである。
すごい! Junの置いた石のバランスが!!
山を下りきると、舗装路に。
やった! Villalval ビジャルバルの村の入り口が見えてきました!

ここまで何も食べずに7kmほど来たので、バルで朝食です。

バックパックを店の前に置いて、オーダー。
このボカディージョを見て、神父様たちは盛り上がった!
「これだぜ!こういうのを求めてたぜ!」みたいな。笑
みんなで重い朝食です。

この村で面白い壁画を発見。

昨日のFather Seanみたいで笑った!
「Just in case」な持ち物ばかりだったし、いつも休むこと考えてるから。笑

車道を歩きます。
ちゃばはいいなぁ。

普段の生活では気づけないのですが、
アスファルトを歩くと足がものすごく疲れるのです・・・
ここらへんからブルゴスまで、ずっとアスファルトの道が続き・・・大都会に近づくとカミーノは大変になります。

しばらく車道を歩いて疲れたので、ブルゴスにほど近い近郊のバルでまた一休み。

ちゃばはJunの携帯が大好き。

ここからブルゴスの町に入っていきます。

車道の標識。懐かしい地名がたくさん。
だんだん町に近づきます。
こんな道を歩くのは疲れる…。
ブリジストンの工場脇をずーっと…果てしなく感じる。

この道が長くて長くて。
ブルゴスまで7kmくらいこういう工業地帯みたいな場所を歩くのです。。
自然の中を歩く7kmとこの7kmは訳が違う。

さらに、カミーノを歩くわたしたちは現代社会から隔絶された環境に生きているわけで。
なんと言うか・・・おのぼりさんみたいな感覚になってしまいます。

やっとブルゴス!!

まあ、ブルゴスほど大きな町になると、この標識を見てから先が長い。
まだまだ距離はあります。

巡礼路で初のマックを見つけて喜ぶ神父様たち(*‘ω‘ *)

マックを過ぎて、あれ? Junがいないな? と思ったら、後ろから追いかけてきて、

なんとマックフルーリーを私たちに買ってきてくれました!

実はこれ食べたことないの。と言ったらものすこく驚いて、
「Welcome to America!!!」だって。笑

Piso(集合住宅)にホタテマーク(*^^*)

Junはいつもちゃばの面倒を見てくれる。おかあさんみたい。
(おかあさんはわたしなんだけどね(;^ω^))
疲れたちゃばをついに抱っこして歩く。
カテドラルは見えるけど、ホテルの場所がわからなくてさまよう。
なんか・・・迷ってる・・・

どうも見ていたGooglemapの目的地が「ブルゴス中心地」になっていたらしく。どうりで着かないわけです。
彷徨い歩いたことで疲れ、お怒りのちゃばをJunは気遣ってくれ、「同じ道で戻ったら彼女怒るだろうから、違う道で戻ろう」と、優しいお気遣い💦

やっと! ホテルに到着!!!

ブルゴスの標識を見てから、なんと1時間半。
ようやくホテルに着いたときにはフラフラでした。巡礼者にとって、大都会は要注意なのです。