2018.7.24
Pamplona → Uterga
距離 16.77km
今日は難所である Alto del Perdón ペルドン峠を越えなくてはいけません。
膝が痛むちゃばを連れて、かなり不安ではありますが…進むしかないのがカミーノ。
今日も待ち合わせをして歩き始めます。
パンプローナにも城壁があり、それをくぐっているところです。
大きな町を出発するときは、要注意です。
町の中でカミーノのルートを探して迷子になることもある。
大きい町だけに、カミーノの矢印がわかりにくいことが多いのです。
私たちは到着のときに、どちらの方向から町に入ってきたのかを覚えておくようにしていました。
入ってきたのと反対側を目指せば、基本的には大きく迷うことはありません。
なんにせよ、前日のうちにルートをチェックしておくことをおすすめします。
パンプローナから4.75km歩いたら、次の村 Cizur Menor に到着です。
みんな朝ごはんを食べていなかったので、ここでバルに入ります。
日焼け止めやバンドエイドを出し、自分でケアするちゃば。しっかりしてきた。
ここのバルで、河合さん(ポーランド人)に出会いました。この後彼のことは「河合さん」としか思えなくなった。笑
むこうに見える稜線が Alto del Perdón 今日これからあの山を越えるのです。気が遠くなる…
このあたりの道端にはカタツムリがいっぱい!
そういえば、スペインに住んでいた頃(ちゃば3歳くらいの頃)、ちゃばはカタツムリが好物でした。
スペインではパエリア(スペイン語だとパエージャと発音する)にカタツムリが入っていることもよくあるのですが、ちゃばはカタツムリを前にすると、「Mas でんでん!!」と、もっとカタツムリちょうだいと言ってた。笑
みんなにあまり遅れずについていきたい。
分岐点はこんな感じでわかりやすい。
少しずつ登っています。
記事の見出しに使っている画像は、ここで撮ったものです(*^-^*)
だんだん足元が悪くなり、勾配もきつくなる。
あまりの暑さに膝のサポーターを取るちゃば。
サポーターすらつけていられないほどの暑さ。
ここまで晴れていると、日差しが痛い。暑すぎてどうにかなりそうです。
しばらく行くと、暑すぎるなか歩いていることへのご褒美が待っていました。
ひまわり畑!!
満開です!!!
あまりに素晴らしい景色で・・・
写真がしつこくてごめんなさい(;´・ω・)
まさに神様からの贈り物のなかを歩きます。
登り続けて・・・、先ほど休憩した Cizur Menor から6.21km、やっと次の村 Zariquiegui に着きました。
大した距離ではないのに、暑さでフラフラです。
でも教会には必ず寄る。
SunとGalaadと一緒に祈りました。
この村で食事をしなくては、もう食事スポットはこの先ありません。
彼らに「このレストランどうかな?」と聞かれて「We have no choice」と言ったけど、ものすごく美味しいランチでした。
ランチを終え、この先はとにかく登ります。
あの風車のところまで行くのです。
登って、
登って、
わかりますか?とてもすごい勾配なのです💦
人間そんなに登れないものですね…。重力との戦いでフラフラ。やっと見つけた木陰で休憩することに。
ただの木陰が天国のよう。
こんな絶景のなか休憩できるのは、歩いているからこそ!
花を摘んでもらって喜ぶちゃば。
一度下ろしたバックパックを背負うときは悲壮感漂います。でも行くしかない。
風車が近づいてきました!
スペインに住んでいた頃の見慣れた風景ですが、風車が音を発していることは知りませんでした。
水を見つけて飲む。首からかけているホタテ使用。
最後の一踏ん張り!!!
やっと頂上です!河合さんと。
ちゃばは花摘みに夢中。
これこれ!この景色を待ってました!!
ここまで自分の足で登ってきたなんて…頑張ったね、ちゃば。
ちゃば、花を摘んできて、
わたしにブレスレットを作ってくれました。
この日焼け度合いの違い、すごい。
ちゃばもわたしも同じ防御をしているのに、なぜこうも違うのだろう…。
さて、景色を楽しんで、頂上ならではの風の爽快感を味わい、、
今度は降りていかなくてはなりません(;´・ω・)
そうなのです。登ったら降りる。当たり前なんだけど、この地形に一喜一憂。
疲れてるのに、石を積むちゃば。
途中、植物について学ぶ。
この石ゴロゴロ坂道は本当にダメージ大きい。
足も膝も最悪のコンディションに。
でも地面もいつかは平らになる。
平らになってきたところで…
Uterga ウテルガ到着! ネムの花を取ってもらい、ご満悦のちゃば。
ペルドン峠を越えたちゃばは限界に達し、私たちは Uterga でやはりストップすることにしました。
他の人たちは Puente la Reina まで行くとのことで、ここでお別れです。
ずっと励まし続けてくれたみんなと別れるのはものすごく寂しかったです。
ほんの数日共に過ごしただけの、ここで知り合ったばかりの人々。こんなにも寂しいのは、同じ道を共にしたから。
さらに先の目的地を目指すみんな。見送るときは涙が出ました。
明日にはまた新しい出会いがあるのでしょう。ここはそういう場所なんだと思います。