今回、冬のカミーノを歩くにあたり、アルベルゲに泊まる場合は寝袋必須ということが一番の懸念事項でした。
冬の寒さをしのぐほどの寝袋は重量があるわけで・・・
病み上がりで重たい寝袋持ち運んでる場合じゃないなと思い、アルベルゲの利用を断念することにしました。

断念するには惜しいアルベルゲの魅力はいくつかあります。

アルベルゲ宿泊の利点

① 自由気ままに自分のペースで歩ける

  ホテルの予約がしてあると、「絶対に今日のうちにホテルの町までたどり着かなくちゃ!」と、焦るものです。

② 安い

  アルベルゲは一泊10ユーロ程度から。

  privado(プリバード 私営)のアルベルゲはもう少し値が張りますが、その分快適。

③ 仲間が見つかりやすい

  同じアルベルゲに泊まっていると、一緒に買い物したり夕食とったりと仲良くなれるもの。

  ホテル泊だとそうはいきません。

だから本当ならアルベルゲを利用したかったのですが、今回は仕方なし。ただでさえ巡礼者が少なすぎる冬のイギリス人の道で、わたしはカミーノ仲間に出会えるのでしょうか…?(;^ω^)

・・・なんだか気落ちしてきそうなので、アルベルゲに泊まらないことの利点も考えてみます。

事前にホテル等を予約することの利点

① 気楽

  アルベルゲは到着順でチェックイン。ベッド数によっては、到着が遅れると泊まれないことも。

  その点、ホテル等を予約しておけば、競争のように歩く必要がありません。朝もゆっくり出発できる。

② 荷物が軽い!

  アルベルゲのベッドは不織布のカバーを使用するところが多いのですが、南京虫の被害があったりする。

  そのため、ベッドに寝るんだけど寝袋が必須。夏は寝袋ではなくペラっとした布のカバーで済むけど冬は重い。

③ なんといっても気を遣わずに済む

  アルベルゲの楽しさを十分わかった上で、それでも個室は気楽なのよね~(*^-^*)

  他の人のいびきに悩まされることもなく、共用シャワー・トイレのストレスもなく。

  アルベルゲでは夜にスーパーの袋の音をたてることすら憚られる💦

イギリス人の道は、ハイシーズンにおいても巡礼者は少なめなんだそうです(スペイン人友人談)。その友人に「この年末年始、イギリス人の道を歩くよー!」と伝えたら、「誰もいないと思うよ」とだけ返事がきました(;^ω^)

そんなわけで、すでに全日程のホテルやHostal(オスタル 安宿)を予約しております。
年末年始、大晦日まではさんでいるものだから、そもそも営業しているところが少ない。直接メールで予約をお願いするも、「営業してないのごめんね」というメールがいくつもの私営アルベルゲ(個室あり)から来ました(ノД`)・゜・。

だから終盤のSigueiro シグエイロでは、なんと1泊100ユーロのアパートメントしかなかった…めっちゃ高い…わたし一人でベッド3台も使わないんだけど…

ということで、需要も供給も少なそうなオフシーズンのイギリス人の道。それはそれで楽しめそうです。