カトリックには「聖年」という概念があります。
7月25日(ヤコブ(スペイン語でサンティアゴですね)の祝日)が日曜日の年は聖年と言われています。
それとは別に、カトリックでは通常聖年というものがあります。
西暦1300年から25年ごとに制定されてきた聖年です。
今年2月に、教皇フランシスコによって、2025年・聖年の開催が告知されました。
聖年の公式ロゴです。(スペイン語版)
ロゴを見たらわかりますね。
今回の聖年のテーマは「Peregrinos de la Esperanza 希望の巡礼者」です(*^▽^*)
以下、ロゴの説明。カトリック中央協議会HPからの引用です。
(長いので、ご興味ない方は読み飛ばしてください)
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このロゴマークは、地球の四方から集まってきた全人類を、四人の図案化された人物によって表現しています。彼らは抱き合っていて、すべての民を結びつける連帯と友愛を示しています。
先頭の人物は十字架をつかんでいます。それは、抱いている信仰のしるしであるだけでなく、捨て去ることのない希望のしるしでもあります。なぜなら、希望はいつでも、そして深く困窮しているときにはとくに、求められるものだからです。
人物の下に押し寄せる波は、人生の旅がいつも穏やかな歩みであるとは限らないことを示しています。個人的な出来事や世界に起きていることの多くは、より強く希望を求めさせるものです。ですから、長く伸びて、錨の形に変わって波に下ろされている、十字架の下部が強調されているのです。ご承知のとおり、錨は希望の比喩としてよく用いられます。事実、船乗りの符牒では、嵐の際に船を安定させるため、緊急発動するボートによって投錨される予備の錨のことを「希望の錨」といいます。
このロゴが表すものとして見逃してはならないのは、巡礼の旅は個人的なものではなく共同体的なもので、よりいっそう十字架へと向かっていくダイナミズムを備えたものだということです。この十字架は、静的ではなく動的なものです。人類を捨て置かず、人類に向かって身を伸ばして、存在の確かさと全き希望とを与えてくださるのです。
ロゴの下部には、2025年の聖年のテーマ「希望の巡礼者」が、緑の文字で鮮やかに記されています。
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Jubilee(聖年)の本来の巡礼地はバチカンです。ローマの4か所の教会の「聖なる門」がこの12/24に開きます。
Santiago de Compostela大聖堂のPuerta Santa(聖なる門)がいつ開くのか一生懸命調べたのですが、どこにも情報がない。多分12/31だと思います。(これまでの聖年と同じだったら・・・)
Catedral de Santiago de Compostelaの、Puerta Santa 聖なる門。キンターナ広場に面しています。
・・・ということはです。
わたしは2025/1/2にサンティアゴに到着する予定なので、聖なる門をくぐれる~!!!!!!!!!!
聖なる門をくぐった者は、すべての罪が赦されるのです!!!!!
実は2010/12/31にサンティアゴに行ったとき、目の前で聖なる門が閉じられ、、間一髪で門をくぐれなかったという、とても痛い思い出のある私。
賑わうキンターナ広場を警備をしていた警官に、あの門通れる? と聞いたら、「あー今クローズの儀式が始まるところだよー、残念!!」 と言われたという・・・・・・
今回は必ず! カミーノを歩いてサンティアゴに到着し、必ずや聖なる門をくぐります!!
カミーノの到着地、サンティアゴ・デ・コンポステーラは、カトリック三大聖地。
カトリックのことをわかっていると、巡礼路をもっと楽しめるかも。
カトリック信者から見るカミーノを、これからもお伝えしていこうと思います(*^-^*)