2024.12.30

14:00過ぎにホテルに到着。
観光案内所は14:30までという調べがついていたので、ホテルのレセプションで場所を聞くと、
「たぶん閉まってると思う…」とのこと。

まあ念のため行ってみるか、と急いでホテルを出ました。

Plaza Hermanos García Naveira

この広場の先に観光案内所があったのですが、やはり閉まっていました。
1月7日だったかな?だいぶ先までずーっとクローズとのこと。

まぁ、この時期はもう仕方ないですね。
楽しみにしていたベタンソスなので、Google Maps 見ながら歩き回ることにします。

広場にある Iglesia y Convento de Santo Domingo

とりあえずこのあたりが中心だろう、ということで、まずはバルを探しに。

すぐにバル街発見♡

けっこう混み合っているので、このあたりでまずは一杯ひっかけます。

スペインのランチはだいたい14時くらいから。
なので、一番バルが混んでいる時間です。

とりあえず適当なバルに入り、ビール立ち飲み。

「トルティージャを少しだけ食べられる?」と聞いたら、理想的な大きさでサービスされました。

わたしはスペインに住んでいた頃、スペイン料理を2人の先生から習っていたのですが、どちらの先生も
「中心まで火が通った状態のトルティージャ」を教えてくれました。
だけどベタンソスのトルティージャは半熟なんだと事前に知ったため(道より食べ物のことで頭がいっぱい。笑)
食べるのを楽しみにしていたんです(*^^*)

とりあえずトルティージャも食べたし、元気が出たので散策スタート!

Igrexa de Santiago de Betanzos

ホテルのすぐ近くにある教会です。
鐘楼がとっても珍しい。
15世紀に、例のアンドラーデ家の命で建てられた教会だそう。

さすが、サンティアゴ教会というだけあって、ファサードにはサンティアゴが。

この教会は内部もぜひ見てみたかったのですが、開いていませんでした(´•̥ ω •̥` )

町の門とその向こうの景色が素敵。

Porta da Ponte Nova 門まで下りてきました。1500年に作られたんだそうです。

とっても美しい門なのに、配線?みたいなのが目立っていて残念ですね💦

Igrexa de San Francisco de Betanzos

あーー閉まってるわ。と思ったら、HORARIO VISITASの案内があり、16:30から見学ができるみたい!
あとで出直すことにします。

この教会のすぐ隣には、別の教会があります。

Igrexa de Santa María do Azougue

14世紀に建てられた教会。もう見るからに素晴らしそうなのですが、工事中だったし見学はできませんでした・・・。

教会の脇にあった、Fonte da igrexa de Santa María
ベタンソスの見どころにはこうして案内がありました。ガリシア語だけでなくスペイン語・英語の表記もあり!

この案内によると、18世紀から20世紀前半にかけて、ベタンソスの女性たちは、真鍮、アルミニウム、鉄などのさまざまな素材で作られた容器で水を運んでいたと。
写真があるので、どういう感じだったのかがわかり、興味深い。
ほんの100年前までこういう生活をしていたんですね。

Porta do Cristo が見える。でもそこまで行く元気がなくて坂の上から眺めておわり💦

私営アルベルゲを発見。

もちろん閉まっていました。
やはりこの時期のイギリス人の道は公営のアルベルゲかオスタルに泊まるという選択肢しかなさそうです。

疲れたため、一度ホテルに戻り、

先ほどバル街の近くで買ってきたおやつを食べます(´艸`*)

パン・オ・ショコラとかそういうシャレたものではありません。
スペインのこのパンは 「napolitana」 ナポリターナといいます。
わたしは昔からこのパンがなぜか好きで(;^ω^) よく食べていたんです。

小一時間休憩し、疲れが取れたところで、先ほどの教会の中を見学に行きます。

ホテルのすぐ近くのサンティアゴ教会。 空が美しい。

奥の鐘楼のある教会の見学をします。

入場料2ユーロを支払い、クレデンシャルにスタンプをもらいました。

このビデオを見るように言われ、会衆席に座って神父様の説明を聞く。

見学者はわたし一人だけ。
まさに貸し切り状態でこの大きな教会を堪能しました!

主祭壇のすばらしいこと!!!

ここは14世紀に建てられた修道院の教会部分なんだそうです。

Capilla(礼拝堂)も素晴らしい。バラ窓はなかなかうまく撮れないな・・・。

アンドラーデの墓がありました。

イノシシと熊に支えられています。

どの墓も騎士像みたいなのが上にあるんだけど、大きな剣を持っているのが特徴的。

この角度では見えないけどね。先ほどのビデオで神父様が説明してくれました。
アンドラーデ家やその親戚の墓が10以上あり、圧巻でした。 どれも14~15世紀の墓です。

この教会は入場料2ユーロを払う価値がありました。
先ほど見せられたビデオの中で神父様が「Museoがある」と話していたので、教会管理者にそのMuseoがどこなのか聞いて、行ってみることにしました。

Museo das Mariñas 博物館の入口。

建物に入っても博物館の受付がわからず。
2階が図書館だったので、司書のおじさまに「博物館はどこですか」と聞いたら、そのおじさまが1階に降りてきてくれて、受付をしてくれました。
クレデンシャルにスタンプももらえたけど、ここはちょっと見学のハードルが高いかなぁ・・・。

入場料は1ユーロ台だったけど、すごい充実の展示です。

ちなみに、ここもわたしの貸し切り。
年末、観光客が一番少ない時期なのかもしれません。

先ほどの教会の中にあった墓の上にはこういう像があったのでした。
これも14世紀のものみたいです。

2階は郷土資料館的な展示内容。これは14世紀の機織り機です。おもしろい!

1865年制作、アジアの地図がありました。

日本を見てみると・・・

ニフォンってꉂꉂ(˃ᗜ˂*)アハハ

都(京都だね)がメアコとか、四国がシコックとか・・・
よくよく見るとおもしろい。

やっぱり博物館は行くに限る。
もっといろいろおもしろいものありましたが、ただでさえ写真が多いので💦割愛💦

充実の博物館見学を終え、スーパーに買い物に行きました。

途中見かけたショーウインドー。

これ、何かわかりますか?
ベレンの小物です。こんなものまであるの!? っていうアイテムがあって、見ているだけでおもしろい。
我が家にも小規模ながらベレンがあるので、買い足したくなってしまう~!!
でもカミーノの最中に荷物を増やしている場合ではない。買えない💦

2軒のスーパーで買い物をしてきました。
(写真撮り忘れたけど、ポルボロンとかビールとか)

トマトとみかんも買ってきた。

このトマトはサラダ用と書いてあったので、このままかじります(*’ω’*)
だんだん野菜不足が深刻化してきているので、意識して野菜をとらなくては。
カミーノを歩いている最中は(特に今回は全く自炊しないので)野菜があまり食べられない。
トマトはそのまま食べられるから、このカミーノの間、何度か買いました。

Porta da Ponte Nova 外から入ります。

一度ホテルに戻り、トマトとみかんを食べて、ちゃばと長電話しました。
外が暗くなったので、また出かけてイルミネーションを楽しむことにします。

ホテルの目の前。

サンティアゴ教会も鐘楼がライトアップされていました。

通りごとに違うイルミネーション、立体的なものもあっておもしろい。

スペインのイルミネーションって、ほんと独特なんですよね(;^ω^)

広場のイルミネーションは素敵!!!

わたしも1人じゃなかったらあの馬車に乗って写真撮ってもらったな(゚∀゚)

こうやって写真を撮っていたら・・・

ん?
教会のドアが開いているではありませんか!!!!!!!!!!

19:40、急いで教会に入りました。

入ったら、ミサの途中。
教会のHPで今日のミサはなし、と出ていたから、油断していました💦
ドアが開いていることに気づいてよかったぁ!

ここの司祭はけっこう個性的な方で、ミサの最中の聖歌もギターの弾き語り。
すごく楽しい気分になるミサでした。

ミサが終わり、神父様と参列者が10人くらいで話していたので、わたしもそこに参加させてもらいました。
「どこから来たの? 韓国?」 と聞かれ、日本だと答えたら、神父様が 「日本のテレビに出たことあるよ!」 と。笑

YouTubeで番組を見せてもらいました。笑
そして 「一緒に写真撮ろう! ここじゃなくて祭壇の前で!」 と、ノリノリ。笑

まさかこんな場所で自撮り棒が活躍するとはwww

そして、まさかイギリス人の道でこんな触れ合いがあるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです。

ベレンもしっかり見学。

ベタンソスの住人のみなさんにも、
明日からも気を付けてね、とか、Buen Camino! とか言ってもらえて、本当にうれしい時間でした。
あまりにもぼっちだから、このちょっとした時間に大きな幸せをもらいました。

さて。予期せずミサに与れたため、これでもう満足なのですが。
やはりトルティージャをきちんと食べておいた方がよかろうと思い、目星を付けておいた店に行くことにしました。

人気のお店は予約必須なのですが、1人だしテーブルを予約するのはちょっと・・・
だからカウンターで立ち飲み・立ち食いでよかろうと思い、20:30オープンのCasa Mirandaへ突撃。
(人気の店はカウンターすらすぐ満席になってしまうので、開店と同時に行くべし、です)

さすがにオープン時間に行ったため、カウンターは空いていたのですが、食べるならカウンターじゃなくテーブルについてもらうことになる、とカマレロに言われました。
こんな人気店で1人でテーブルを使ってもいいんでしょうか・・・?

超感じの良いカマレロから 「気にすんな!」 と言われたので、テーブルについて食事です。

やったね~!
ベタンソスのトルティージャを人気店で食べたかったのです。
カマレロが 「1つは大きいだろうけど、食べきれない分は包んであげるから!」 と言ってくれて、安心してオーダー。

トロトロでおいしすぎる(´艸`*)

しかし巨大なため、半分食べたところでギブアップ。
残りは包んでもらい、明日のおやつにします。

むこうに見えている紙袋は、包んでもらったトルティージャ。

一人でテーブルを占領しているのが申し訳なくて、急いで出ようとしていたんだけど、
「ポストレ(デザート)何か食べたら?」 とカマレロが勧めてくれたので、チーズプリンを食べました。

このプリン、間違いなく人生で一番おいしいプリンだった。
ぜひもう一度食べたい。
スペインのちゃんとしたレストランのCasero(自家製)のデザートはだいたい美味しいんだけど、これは異次元のおいしさでした。

Casa Miranda
Tr.ª Progreso, 5
+34 981 77 00 08

最後におまけ。

おすすめの水たち。

スーパーで買える水の中でわたしの一番のおすすめは、左のBEZOYA(ベソージャ)です。
軟水で美味しい。
他の2本も、普通に美味しい水です。

一番楽しみにしていたベタンソス、もっと他にも見どころがあったのかもしれませんが、大満足です。
楽しくて、美味しくて、本当に幸せな一日でした♡

2025/4/19追記: 昔の自分のブログを見ていて、なんと2011年1月1日にBetanzosを訪れていたことが判明(゚∀゚)
なんということでしょうか。
しかもその時は大した観光もせず2時間くらいの滞在だったようです。
全く記憶になく、初めて訪れる町だと思い込んでいた自分が恐ろしいです(゚∀゚)