2024.12.31
Betanzos → Mesón do Vento
(Hospital de Bruma経由)
26.7km

今朝はホテルがあまりに快適だったのでゆっくりしてしまい、いつもより少し遅めの出発。

昨夜の楽しかったミサに感謝しながら、教会を通り過ぎます。

ベタンソスを出るときは、やはり橋を渡りました。

橋を渡り、すぐに坂道。
昨日に引き続き、朝からけっこうな上り坂・・・

10分も歩かないうちに、こんなに登ってきました。
ずっとこの調子の坂道です(;’∀’)

スタートダッシュって、疲れますよね(;’∀’)
今日は上り坂ばっかりだということ、この時はまだ知らなかった・・・。

A6を渡りました。
きっとこの道は住んでいた頃通ったことがあるな・・・。

凍てついた庭(?)に放し飼いのわんちゃん!

あんな室内犬みたいな子が放し飼いになっているのにびっくり。
イギリス人の道を歩いていると、庭にいる犬にめっちゃ吠えられることが多いんですよね💦
いつも吠えられて「あーーすいませんすいません、すぐ通り過ぎるんで」って独り言(;´・ω・)

おもむろにポルボロンを立ったまま食べる。

人がいなさすぎて、もうかなり自由です。
昨日スーパーで買ったポルボロンを道の真ん中で食べました。 これ美味しいポルボロンだったなぁ。

今日はこういう感じの道が多いです。

Igrexa de Santo Estevo de Cos もちろん閉まってる。

今日は森の中の道ばかりだけど、たまに雄大な景色を眺められることもあります。

そういえば、今日も快晴です。
なんということでしょう。
あれほど熱心に雨対策を考えて、ポンチョ、シューズカバー、防水手袋など新調したのに。
本当にラッキーです。

8km歩いたところでバルを見つけたので立ち寄りました。

パンを2つもつけてくれました(*^^*)
これで1.20ユーロです。 スペイン最高~

バルを出て20分ほど歩いたところで、

えええええええええええ!!

森の中に突如現れたバル。
ここ、寄りたかったお店です。
明日の行程で寄るのだと勘違いしていました。

先ほどのバルでおなかいっぱいになってしまっていましたが、ここにも寄ります・・・仕方ない・・・

このお店は画家がオーナーなんだって。

先ほどの店では Café cortado をオーダーしたのですが、今回は Café manchado にしました。
見た目は同じなんだけど、コーヒーとミルクの割合が違います。

カフェ・コルタードは、コーヒーに少しミルクが入ったもの。
カフェ・マンチャードは、ミルクに少しコーヒーが入ったもの。

2杯連続で飲んだので、今回はコーヒー少な目にしたということです(;^ω^)

なんか懐かしい感じのする絵。 こういう挿絵の本を読んだことある気がする。

MESON-MUSEO XENTE NO CAMIÑO
このバルは料理もおいしいらしいです。
地元の人で大変賑わっており、店内はほぼ満席でした。

Iglesia de Santaia de Leiro もちろん閉まってる。

登って、

登って、

登りまくる。

全く人に会わない。
ただただ坂道を上るという、まさに苦行のような本日の行程。

このあたりから自転車の人たちが増えてきました。
「ブエン・カミーノ!」 と、颯爽と走り去ります。
坂道では 「¡Vamos!」 と言われたりして、元気づけられました(*^^*)

この道を下を向いて歩いていたら、立ち乗りしたライダーに抜かされました。

そんなに景色がいいのかな? と、顔を上げて振り返ってみたら、たしかに良い景色でした!
こんなに登ってきたんだなぁ!
写真にすると、その雄大さを伝えることができなくて残念。

上り坂ばかりで、この後はかなりしんどかったようです。
次のバルまで30分、全く写真を撮っていませんでした。

その、「次のバル」 は、楽しみにしていた Casa Avelina カサ・アベリーナです!

ここがイギリス人の道で一番有名なバル。

ここまでの道のりが登りばかりで大変だから、中世の頃にはHospital de Bruma(救護所)があったのでしょう。
Brumaの少し手前にあるこのバルは、現代の救護所のようでした。

床に置いたバックパックを椅子に乗せてくれて、「チョリソ食べるでしょ?」と、サービスで出してくれる。
「これはサービスだから。飲み物いらなければオーダーしなくていいんだからね」と言ってくれたけど、ここはもちろんビールを飲みます。

「ここに足を載せて、休んで!」 と、小さい椅子まで持ってきてくれました。

手を握って、今日はどこに泊まるの? 明日は? と、この時期開いているところが少ないからと、心配してくれました。
お母さんみたいです(´艸`*)

そうなのです。明日は元旦。
きっと明日、食べるものに困ることになるだろうと、ここでボカディージョを作ってもらい、持ち帰ることにしました。

この巨大ガリシアパンでボカディージョを作ってくれます。
どれくらいの大きさにする? と、聞かれ、適当に大きさを決めました。

写真の女性はマリア。 カミーノのángel アンヘル(天使)と呼ばれてる。
バルの中は世界中から来た巡礼者のお土産で埋まっていました。わたしもポッキーを差し上げたよ(`・ω・´)ゞ
ちなみに、この写真を撮ってくれたのが、アベリーナ(お店の名前)、マリアのお姉さんです。

Casa Avelinaは、こういう普通の幹線道路沿いにあるバルです。

Casa Avelina を出た後は、身体に羽が生えたかのように足が軽くなりました。
足を上げて休憩するって、すごいんですね。

今日泊まるホテルは、Hospital de Bruma から2km弱離れた場所にあります。
Casa Avelina から電話すればそこまで迎えに来てくれるということでしたが、マリアに「Hospital de Bruma でスタンプをもらった方がいい」 と言われたので、このまま歩くことにしたんです。

Hospital de Bruma の公営アルベルゲ。

奥の建物の緑色のところが受付になっており、そこでスタンプをもらいました。
今日は期せずして、スタンプをたくさん押すことになったなぁ。

あ、「今日は巡礼者いますか?」 って、聞き忘れました。
もう誰もいないって確信があるので(´・ω・)

Igrexa de San Lourenzo de Bruma

ここは14世紀くらいの教会かなぁ・・・
もちろん閉まっているので中は見れませんでしたが、この教会を見たかったということもあり、やっぱり歩いてよかった!

本日のホテルに到着!
スペインでこういうビジネスホテルみたいな雰囲気の場所に泊まるのは初めてです。

今日は3回もバル休憩をしました💦
出発前に高度表を見ておいたけど、これほどダメージがあるとは予測できなかったなぁ。
急激な登り坂でなくとも、ずっと続くと疲れるものですね・・・。

観光もなし、ミサもなし、洗濯をしてホテルでゆっくり過ごします。