2025.1.1
Mesón do Vento → Sigüeiro
25.6km

元旦です。
こんな日にカミーノを歩いている好きモノはわたしくらいのものでしょう。笑

出発のときの空

フェロールを出発したときは暑かったんだけど、内陸に来るにつれて寒くなってきたように感じます。
防寒手袋をして、ジャンパーを着こんで出発しました。

あまりに誰もいない、車も通らないので、自撮り棒で撮りました。

初日の出とモホンとともに。

三脚を車道に置いて撮りました。
こんなことができるのは元旦の朝だから、かもしれません。
むこうの方が白く湖のように見えるのは、牧草が凍てついているから。けっこう寒い朝でした。

十字架があるとつい写真を撮ってしまう。

Mesón do Vento のホテルから、カミーノへはわりとすぐに戻れます。
昨日ホテルの人からカミーノへの戻り方の説明があり、地図も確認しておきましたが、一度曲がるだけの簡単な道順でした。

Hospital de Bruma からしばらく歩くと、こんな不思議なモニュメントが。

何なのか説明書きがあるのではと思い探しましたが、何もなく。一体何なのでしょう。

ガリシアだなぁ。むこうのはオレオですが、手前のはベンチみたい。

牛の放牧。目を合わせたまま微動だにしないので、わたしもしばらく立ち止まって見つめあいました(;^ω^)

逆光でわかりにくいけど、全牛がわたしを見てる💦

長いこと車道を歩いてきましたが、カミーノはやっと森の中へ。

イギリス人の道は、カミーノの中で一番「醜い道」と評されたりもするのですが、そう言う人は雨のイギリス人の道の経験者なんだろうと思います。
たしかに車道を歩く割合が多いのですが、晴れてさえいれば、景色は良いし、車もそれほど通らないし、あまり気になりません。
今回は快晴続きで本当にラッキー♡
ポンチョがわりと重いので、捨てようか本気で考えたほど(;^ω^)

こういう道は気持ちよくて、いくらでも歩ける。

森の中、えっこれ本当に道!?って一瞬焦ってしまった場所がありました。

元旦ですから、誰もいません。
車も通りません。本当に、世界にわたし一人になってしまったのではと思うほど、静かです。

今日の行程は、いくつかバルがあることは調べておいたのですが、元旦ですからね・・・
たぶん寄り道はできないであろうと、ボカディージョと昨日の肉、多めの水を備えてあります。

馬が放牧されていました。寒そう。

カミーノには落書きがたくさんあります。

わりと元気づけられる。

「カミーノでは、早く着くことが重要なのではなく、一歩一歩から学ぶことが大切。がんばれ!」とのこと。いいね。

森の中に突如現れた矢印たち。

モホンの矢印は左を指してるけど、右に40mのところに公営アルベルゲがあるみたい。
今日はバルがなくてスタンプ押せないから、アルベルゲでスタンプだけでも押してもらうか! と行ってみたら、

扉は固く閉ざされ、「1/1は開くのがとても遅くなります」 と張り紙がしてあった。とても遅くなるってwww

家庭によるとは思いますが、スペインの年越しはオールナイトです。
ちゃばも昨夜電話で話したとき 「今日は寝られそうにない」 と言っていました。

やっと人に会った! 自転車で 「ブエン・カミーノ!」 と言いながら颯爽と去っていったけど。

ああ・・・やっぱり休んでるよね。

ここがシグエイロまでの最終バル。
これでバル立ち寄り無しが決定。トイレ行けないのも辛いのよね💦

今日は車道が多い。でも景色の良さでがんばれます。

晴れてるし12時過ぎてるのにまだ凍てついている。

やはり内陸に入るにつれて、気温が低くなっているんだなぁと思います。

もうあまりに疲れてどうしようもないので、森の中で突如ボカディージョを食らう。

このボカディージョは、昨日 Casa Avelina で作ってもらったものです。
食べやすいように半分に切っておいたからね、と言ってくれたけど、本当に食べやすかった。
ちなみに Jamón y Queso 生ハムとチーズのボカディージョ。わたしはこれが一番好きです。

出発して5時間、 20km歩いたところでやっと座れる場所が見つかりました!
ガリシアにはこういう「洗い場」がたくさんある。洗わないけど、ベンチだけ借りました

フェロールを出発して2日くらいは、いたるところにベンチがあったんですが。
ここのところベンチなんてほぼ無し。
一か所あったのですが、朝露で濡れてて座れなかったんです💦
(今この記事書いていて、先ほどのアルベルゲ前にもベンチがあったことに気づきました。座っておけばよかった!)

ここで、「巡礼のおともだち」 の腕が取れていることが発覚(ノД`)・゜・。

ショックでちゃばにこの写真送ったら 「取れたんだww」 と返信がきました(;^ω^)
ここまではバッグの外側につけていましたが、これ以上のダメージを回避するため、ここからはバッグの中にしまっておくことに。

終盤、カミーノは高速の側道になりました・・・。

けっこう長い距離この道を歩いて、ちょっとうんざりしてしまいました。
シグエイロの町の入り口まで側道です(´・ω・)

シグエイロのアルベルゲに到着です!

このアルベルゲに来ることを、出発前からとても楽しみにしていました。
(いきさつはこちらの記事で)

到着は16時、と伝えてあったので、まだ時間があります。
アルベルゲは本来今日は営業していないため、時間を守りたいところ。

時間もつぶしたいし、コーヒーも飲みたい。
もしかしてやってるバルがあるんじゃないかと町を彷徨い歩いたら・・・、ほんとにあった!!!

やったー!! 一軒だけやってる店があった! ・・・っていうか、このパンの量(;’∀’)

奇跡のようです(*^-^*)
今日一日バルに行っていなかったので、席についてビールを飲める幸せを存分に味わいました。

本日のプレート。

うん。ほんとに野菜がないのよね💦
でもこの量を平らげました!!!

カフェとポストレもついていた。
このケーキ、歩いている間に食べたかったなぁ。

バルで食事して、ちょうど良い時間になりました。
アルベルゲ前から、Alicia(オスピタレラ)に連絡、すぐに出てきてくれました。

Alicia が、「今年初めての巡礼者だから一緒に写真撮りましょう!」 と言ってくれて撮った写真。

何度もメールでやり取りして、Aliciaのやさしさに感動していたわたし。
もちろんお土産を持ってきました。

お土産はこちら。

スペイン人が美味しいと思えるようなお菓子、ということで、羽田で白い恋人も購入しておいたのです。
ライチ味ポッキーは上海の空港で購入したもの。
これを道中ずっと持ち運んだわけですが、冬だからできることですね。
夏だったら全部溶けちゃうもの(;^ω^)

アルベルゲについては別記事にします~