2018.8.1
Santo Domingo de la Calzada → Belorado
距離 22.67km

昨夜遅くまで話していたため、今朝の出発は少しゆっくりめ。
7時にFather Junと待ち合わせました。(Father Seanは足が痛むため、今日もバスで移動です)

雨が降っている…。小雨なのでレインスーツは着ない。
天気が悪いから暗い。町外れの橋を渡ります。

新しくなってはいますが、この橋が、Santo Domingoのかけた巡礼者のための橋なのでしょう。

Santo Domingoを出て少し歩いただけで、もういつものカミーノの雰囲気。
橋桁にホタテが!
車で通過するとき、ここにカミーノが通っているってすぐわかりますね!

出発してわりとすぐに「おなかすいた!」と言い出したちゃば。

な、なんと!神父様がコラカオとフルーツをバックパックから出してきた!

ミカンやリンゴまで出てきてびっくり! (写真ではリンゴの皮むきをしてくれてます)

こんな朝早くにやっている店はありません。
昨日のうちに、ちゃばのために買い物しておいてくれたのでしょう。
もうほんとに…優しすぎる。カミーノでは荷物を1gでも減らすことが鉄則なのに。

Junに感謝しながら、しばらくフルーツとともに歩きました。

あいにくの空模様ですが、満開のひまわり畑!

6.84km歩いたら、Grañonという村に到着です。
もうすっかり忘却の彼方ですが、もともと出発前に組んでいたスケジュールでは、この村に泊まることにしていました。
とても素敵なアルベルゲがある村です。

おなかすいているちゃばのため、朝食。
神父様のスマホで遊ぶちゃば。
教会にも寄って、スタンプ押しました。

晴れていたらなぁ。むこうまで伸びるカミーノが美しい。
カミーノの道標とエスパーニャ的な風景。
Father Junとちゃばと道標。

ついに、Castilla y Leon に入りました!

リオハともお別れ。
わたしの大好きな乾いた大地がこれから待ち受けています。楽しみ!

スペインは海に囲まれているし、海の近くもとても美しい場所が多いのですが、わたしは内陸派(*’ω’*)
内陸のめちゃくちゃ乾燥している気候、乾いた大地、豚肉、モルシージャ、セシーナ、ワイン・・・
食べ物のことばかりになってしまいましたが、Castilla y Leon では、モルシージャ(豚の血でできたソーセージみたいなもの)と、セシーナ(牛肉の生ハム)が美味しいです。

ひたすら続くカミーノ。

この道見たら「どこまで歩けばいいの⁈」と大人でもがっくり来る(;´・ω・)
ちゃばはわたし以上にがっくり来てる(;´・ω・)

そんなちゃばのために、Junが遊びを提供してくれました。

道端の見たことない植物を取って、
この線から飛ばす!という遊び。これがちゃばに大ウケ。
これです。
(このブログをアメブロに書いた当時はこの植物知らなかったんだけど、この前埼玉県で見かけました。笑)

楽しんだら歩き、ちゃばが疲れたらまた遊んで、、の繰り返し。神父様には申し訳ない。
ちゃばの気を盛り立ててくれてありがとう、と神父様に言ったら「高校生のときボランティアで小さい子供たちの面倒を見ていた。だからこんなことは何でもないんだよ」と。
す…素晴らしすぎる💦

バックパックだけでも重いのにちゃばまで。
ちゃばを肩に乗せながら、左手では目的地にすでに到着しているSeanと電話で話してます。

Redesilla del Caminoの村に着いたらまたブランコ。

ブランコのあとは、お待ちかねのバルで休憩。

Junはカミーノのガイドブックで行程を研究中。

・・・そうなのです。
神父様たちと歩くようになってから、わたしはほとんどコースの事前勉強もせずに歩いています。
まさにおんぶに抱っこ。
カミーノ序盤のわたしの緊張感は一体どこへ行ってしまったのでしょうか・・・。
あんなに日々、高低差や村と村の間の距離を気にして備えていたのがウソのよう・・・。

Junが大きな岩を2つ置いてくれて、濡れずに渡れたちょっとした川。


先ほどバルで軽く食事してからまだ1時間半ですが、またちゃばが「おなかすいた!」と。
あまりに「おなかすいた!」を連発するので、神父様たちもこの言葉覚えてくださいました…。

朝食べきれず包んでもらったボカディージョを喰らうちゃば。

しばらく行くと、国道と並行する道に出ました。

トラックに合図をしてHonkを鳴らしてもらう人たち。

道行くトラックが、「ファーーーーン!!」という大きな音のHonkを鳴らしてくれます。
しばし楽しみました。

目的地の一つ手前の村、Villamayor del Rio に到着!
またブランコ…。ちゃば、バックパック投げ捨ててあるじゃないですか。

ポピーシードの畑。うっすらと紫色でかわいい。

もうあと少しで目的地のBelorado ベロラド。ですが、疲れ切ったちゃばがキレ始めあせる

Junがそんなちゃばにとっても優しくしてくれました。
その助けが無かったら、最後まで歩けなかったと思います。感謝してもし足りない。

今日も一日中、Junが色々な遊びを提供してくれたおかげで、わたしは終始大笑い。
こんなに笑うこと、日本では滅多にないな、と思います。

Beloradoに着いたら晴れました!!
先にバスで着いていたFather Seanが出迎えてくれた!!

待っている人がいるはずのないカミーノで、誰かのお出迎えがあるって、、
なんかすごく不思議な気持ち。そしてそれが神父様であることがすごくありがたい!

Seanが私たちの分もオスタルの部屋を取っておいてくれていたので、今日は隣の部屋に宿泊です。

幸せな時間を過ごせていることに感謝です。神父様たちとの別れを思うと、今から辛い。。。