2025.4.30
アパートメント到着は12:30
今日は短めの距離だったので、 余裕です。
歩いている間 「そろそろ降り始めるかな?」 とドキドキでしたが、 結局降られなかった(*´▽`*)





アパートメントを一通りチェックして、 とりあえず洗濯機をまわします。
こんな雨の日は乾くのに時間がかかりそう。
カミーノでの宿泊はここで最後ですが、 今回のアルベルゲ、 オステル、 アパートメント、 どこも完璧でした!
本来行き当たりばったりで宿泊場所を決めるのが好きな私ですが、 ポルトガル人の道人気とpuente(スペインはちょうどこの時期連休があった)を考えて、 すべての宿泊場所をbooking.comで押さえておきました。
おかげでbookingのGeniusレベルが3になった~!!
さてさて、 ランチの時間です。
pulpería(タコ専門店)があったので、 ランチはタコに決定(*^▽^*)


もうここは仕方ありません。
19ユーロでタコを食べようではありませんか!!


すーごくおなかいっぱいだったのに、 「歩いているんだから構わん!」 という声がどこからか聞こえてきて、

たぶん、材料のチーズが美味しいんだと思う。
素材が良いから、 Casero 自家製ならほぼハズレないと思います。
このレストランで、 Caldas de Reis で一緒に足湯につかったポルトガルの一家に会いました!
むこうも覚えていてくれて、 少しだけ話しました。
満腹でレストランを出たら、 ひどい土砂降りになっていました。
歩いていた時は 降るか? 降るか!? と思っていたのに、 目的地に着いて安心してしまったわたしは傘も持たずに食事に来てしまいました。
あああイヤだけど、 濡れながらアパートメントに走るしかない💦💦
で、 走ったんだけどあまりに雨足が強く・・・

このテラサでコーヒーを飲んでいたら、 なんとManuelが通りかかった(゚∀゚)
お互いびっくりしすぎて、 「ええええええ!!」 って2人で叫びました。笑
あまりに雨が強くて、 ほとんど人が歩いていなかったからです。
もうランチした? って聞かれたので 「タコ食べたよ」 と。笑
「今日は雨すごいから、 この後はもうアルベルゲにずっといるよ」 とMauelは言っていました。
またねー! って別れたけど、 これがManuelと会った最後の時でした。
当たり前に同じ道を歩いていて、 同じスケジュールで進んでいても、 会う人には何度も会える。
その後会えない人もたくさんいる。
人との出会いや縁について、 カミーノにいる間はすごく考えさせられます。
カフェテリアから走ってアパートメントに帰り、

愛用のモンベルのレインパンツと、 シューズカバー。 モンベルの超軽量傘を持って、 観光に出発です。
雨用の装備をカミーノではなく街歩きで使うことになるとは(;^ω^)
歩いているときに降られなかったことに、 本当に感謝です。
・・・しかし、 こんなに土砂降りなのに観光に出かけるわたしはもはや変態の域に達しているな・・・と自覚ありww

ここパドロンは聖地です。
サンティアゴの遺骸を乗せた船がこの町に漂着したと言われており、 その船を繋留するのに使われたとされる石が祀られています。
ポルトガル人の道以外でサンティアゴ巡礼を終えた巡礼者が、サンティアゴから1日追加で歩いてパドロンを訪れることも多い。


だからもう歴史的にスペインでは聖ヤコブの人気がすごいんですよね。
レコンキスタの英雄なわけです。

識字率が低かった昔は、 聖書の内容を絵や像にして表して、 信者が理解できるようにしていた、 と昔どこかの修道院を見学したときに聞いたことがある。
聖書の教えに背くと煉獄に行くことになるんだよ、 というのを教えてくれているんだろうな。


聖ヤコブをのせた船が漂着したシーンが彫られています。
パドロンは小さな町だけど、 カトリック的には本当に重要な場所なんだなと改めて思う。
そして、 この大聖堂には 「聖ヤコブを乗せた船が漂着したときにその船を係留した石」 が祀られています。


普通は一般人が祭壇に上ることは禁じられていますが、 この大聖堂では祭壇に自由に上がれました。
間近に行って、じっくりと見学。
石にコインを投げている人がいました(;^ω^)
一通り大聖堂を見学して、 次なる目的地へ。





写真ではわかりませんが、 本当に本当に土砂降りでした。
なので、 誰にも会わない(;^ω^)
本当なら巡礼者はここに来るはず、という場所なのに、 わたし一人っきり。
この道の先には・・・

この階段を見てにやついてしまった私は本物の変態だなwww

中をのぞいてみたけど、 がらんどうでした。
もったいないな。 整備されるといいんだけど。

山の上からのパドロンの景色は素敵でした。
晴れていたらもっと素敵だったのかもしれませんが、 雨のパドロンも風情がある。
結局、 カミーノの景色は、晴れていても雨でも素敵なのです(*‘ω‘ *)

ここは対岸から見ても目立っていたので、 ぜひ中を見学したかったのですが。 閉まっていました。
この修道院のすぐ下にある、 Publicoのアルベルゲに行き、 パドロン巡礼証明書を発行してもらいます。
アルベルゲの受付でクレデンシャルを出して Pedroníaをお願いしますと言うと、 その場で書いてもらえます。

あまりに雨が強いので、 袋に入れて大事に抱えてアパートメントに帰ります。

一度アパートメントに戻ったため、 もうこんな土砂降りの中歩くのはイヤだなと思ったのですが・・・


閉まってるだろうな、 と予測していたとはいえ、 土砂降りの中せっかく来たのにー💦
町に戻ります(;´・ω・)

植物園があったので、 立ち寄ってみました。


絶対素敵な教会だと思っていたのです。 やったー!

ここには管理のセニョーラがいて、 クレデンシャルにスタンプを押してくれました。
しばらく会衆席に座っていたら、 近くにいた女性がポロポロ泣いていることに気づきました。
セニョーラが「Hay que llorar」と何度も彼女に言っていました。
Hay que llorar か・・・と、 セニョーラの優しい声を聞いてたら、 何故かわたしもポロポロ涙が出てきた。
夫の不倫であまりにも傷ついてしまったわたし。
2ヶ月で20kgも痩せてしまったわたし。
1年前の今頃は精神病棟に入院していました。
あまり悲観的になりたくないけど、 夫を無防備に信頼していたわたしにはあまりにも辛い出来事だった。
発覚後も全く悪びれず、 離婚を強いてくる夫に驚いた。 この17年間は何だったのだろう・・・と。
不倫を始める1ヶ月前に 「この家が幸せでいられるのはりょうちんのおかげだよ」 と言っていたのに・・・
14歳も年下の女と職場不倫をしていた夫のことを、 わたしはすでに赦しているんだけど、 夫は離婚したいんだって。
「泣くと元気になれるから泣いた方がいいよ」と妹にいつも言われるんだけど、もうずっと泣いてなかった。
こんな場所でこんな簡単に涙が出てきたことにびっくりしました。
セニョーラ素敵な人だったな。 出て行くときに「Buen camino」と声をかけてくれました(T_T)

先ほどミサが20時からだということをチェックしておいたので、 10分前に到着。

こんなに高い天井にわざわざ描くなんて、 何か意味があるのかもしれない。
気になる・・・。

けっこうあっさりとしたミサで、 サンティアゴ前夜だというのになんだか拍子抜け。
ポルトガル人の道のミサで一番よかったのはオ・ポリーニョだな。
結局、司祭によるんだよね。

明日にはSantiago de Compostelaに着く。
そして明日のうちにマドリッドに移動する。
もう着いてしまうのか・・・
マドリッドに着いたらちゃばと再会する。
楽しみで仕方ないはずなんだけど、 カミーノを離れるのが本当に悲しくて。

たまたま寄った店で半額になってたのを買ったのですが、 すごく美味しかったー。
ポルトガル人の道もついに終わりが見えてきました。
ポルトから歩いたらもっともっと素晴らしいのだと思いますが、 65歳以降のお楽しみかな・・・。
それまで健康を維持しなくては。
本日の宿
Vivienda de Uso Turístico MARINA LUXURY
立地よし。
設備よし。
全てに満足のアパートメントです。
パドロンのアルベルゲ以外の宿泊はけっこう高いのですが、ここは良心的な価格(*^^*)