2024.12.29

オスタルにチェックイン(というか入口の暗証番号を入れて勝手に入った)して荷物を置き、15分だけ休憩、すぐに観光に出かけます。

オスタルからすぐの場所にあるMercado(市場) もちろん日曜の午後遅い時間なのでやっていません。

ポンテデウメまでゆっくり30kmを歩いたため、オスタルに着いたのは16時過ぎていました。
この時間だとさすがにランチもできないので、まずは観光案内所に行きます。

Torreón dos Andrade 1370年代築の塔です。

ここに観光案内所が入っています。
観光すべき場所はGoogle Mapsでも一応わかるのですが、やはり観光案内所の方の説明を聞いた方が効率的に回れるんですよね。

入口を入るとすぐに受付があり、塔の入場料(2.91ユーロ)を支払います。
その受付のお姉さんにポンテデウメの地図をもらい、見どころを説明してもらいました。

この塔はアンドラーデ家の屋敷の一部だそうです。
1920年代に重要文化財的なものに認定されたのに、破壊され、ここ100年間で修復をしたみたい。

塔の中はまあまあ見ごたえあります。
観光案内所兼、資料館といった感じ。
ポンテデウメはもともと城壁に囲まれた町だったようです。

そして、ここに来た最大の目的は、屋上からの景色です。

このドアの向こうが上ってきた階段です。青空が出てうれしい。

眼下にはさきほど通りかかったMercadoが見えます。

雲のせいでちょっとおどろおどろしい感じだけど(;’∀’)
Río Eume エウメ川と、先ほど渡ってきた橋、Ponte de Pedraです。

この橋はもともと1380年に架けられ、1721年に再建されたものだそうです。
昔はもっと長い橋だったようで、橋の中央には巡礼者の救護所があったんだとか。すごい。
アーチは今では15ですが、オリジナルの橋には58もアーチがあったんだって!
そんな橋を渡ってポンテデウメに入った中世の巡礼者、うらやましい~

この時、屋上にはわたししかいなかったため、この景色を独り占め!
ゆっくりと堪能してから、塔を後にしました。

本日のお宿(左手の「a」の看板がそれです)のある通り。

とりあえず、ぶらぶらと街歩きです。

Iglesia de las Virtudes

とっても素敵な教会。 ラッキーなことに扉が開いていました。

この写真を撮っただけで出てきてしまいましたが、祭壇が素晴らしかった。

もっと祭壇に近寄ればよかった。さすがに疲れていたようです💦

さらに散歩して、次の教会を目指します。
(スペインの観光って、基本教会巡りがメインになります)

この隙間から教会へ降りていきます。

壁は、少しだけ残っている城壁なのでした。
1700年代の城壁だとのこと。

この教会はまだ開いておらず、あとでミサに来るため、一度オスタルに戻ります。

で、おやつタイム。

先ほどNedaの町のパナデリア(パン屋さん)で買ったミルフィーユです。
白い部分はメレンゲ? クリーム? とわざわざ確認して、クリームだったから買ったお品。
30km歩いてろくに食べていなかったので、この大迫力のミルフィーユを一気食いしました(´艸`*)
ちなみに大きさは手のひらの1.5倍です(`・ω・´)ゞ

オスタルで荷物整理をしたり家族に連絡したり、いろいろとやって、19時からのミサに行きます。

Iglesia parroquial de Santiago この町で一番大きい教会です。

ベレンがあったので、よーーく見てみました。

なんと! わかりますか?

左の塔は、先ほど行ったTorreón dos Andrade、メルカドもあります!

イエス様はこの教会の中にいました。

この町の主要な建築物が、ベレンの中に配置されていたのです。
こんなベレンを見たのは初めてだったので、すごくおもしろかった。

もちろん、サンティアゴ(ヤコブ)の像もありました。
クラビホの戦いに現れて、異教徒を蹴散らした・・・とされるシーンですね。

「聖家族」 これもわりと珍しい。
José(イエスの父親、聖ヨセフ)は大工です。お手伝いしているイエス様がかわいらしい。

「三位一体」
これも珍しくて。金色のマントの方が「父」、赤い布をまとったのが「子」、十字架の上にいる鳩が「聖霊」

「父と子と聖霊の御名によって、アーメン」
スペイン語では、
「En el nombre del Padre, del Hijo y del Espíritu Santo, Amén.」と言います。

主祭壇にも大きなベレンがありました。

昨日のフェロールのミサは満々席でしたが、今日は席が8割埋まるくらいでした。
でもすごくすごく良いミサだった。

ミサが終わって、教会の管理者にSello セジョ(スタンプ)をもらいました。
わたしが先ほどの「聖家族」の像をずーっと見ていたため、その写真で作った2025年のカレンダーをくれた(*^^*)

今日はこれですべての目的を達したため、お散歩しながら一杯やる店を探します。

街中にこうして古いであろう十字架がある。いいね。

先ほど通りかかって、良さそうだと思った店に行ったところ、テラス席が空いていたのですかさず座りました。

すごいボリュームだよね(゚∀゚)

手前はこの湾で採れたchipirones(小イカ)、むこうのはRaxo ラクソ(ガリシア版豚の生姜焼きの生姜抜きみたいな)

お料理、media ración(半分の量)で頼んだのにこのボリューム!
これで1皿5.50ユーロ~6ユーロ。安い! と思ったけど・・・
あああ・・・円安のせいで、なんでも高く感じてしまう(ノД`)・゜・。

もちろん食べきれなかったので、半分ずつお持ち帰りにしました。
明日のおやつにします。

Cervecería Alameda
P.º de Raxoi, 8
朝から晩まで休みなくやっている店なので、いつでも行けるのがいいね!

お腹がいーーーっぱいになったので、そぞろ歩きながらオスタルに戻ります。

Convento de San Agustín もともと修道院だった建物、
現在はCasa da Cultura de Pontedeume ここでいろんな催事をやっているみたい。

夜の街歩きは楽しい~

しかし人がいない。

Concello de Pontedeume ポンテデウメの役場です。

この前の Plaza Real にはもちろんバルがたくさんあるんですが、

この時間(21:30)なのにそれほど人がいなかった。

夏はかなり混み合うんだろうな。やはりオフシーズンだな、と感じました。

オスタルに戻ってきました。

この感じ、いいわぁ。
高級ホテルももちろん大好きだけど、この安宿感、最高です。
ちなみに、このオスタルには4部屋あるけど、お客はわたしだけでした(*‘ω‘ *)

最後に、どうでも良い写真をいくつか。

すごい消費カロリー!
すごいエクササイズ時間!

あんまりうれしくて、つい撮った写真です(;^ω^)
30km歩くとさすがにこれだけ消費するんですね!

ちなみに、アップルウォッチは巡礼中大変役立ちました。
「屋外ウォーキング」を記録していると、何キロ歩いたかがかなり正確にわかる。
ちらっと時計を見て、「おぉ! もう10km歩いたんだ!」とかすぐにわかるのはよかった。

ほんとにどうでもいい写真をすみません・・・

これはオスタルのトイレなのですが、流すときにこの鎖を引っ張るんです。
スペインに住んでいた頃はよく見かけたけど、ここ10年くらい見ていなかったので、新鮮でした(;^ω^)

Nedaの教会でもらったホタテ貝。

ホタテ貝ってけっこう重い。
だから「好きなの持っていって!」とおばちゃんに言われたときにちょっと困ってしまって、、
一番小さいのをもらってきました。

荷物は重くなったけど、でもやっぱりもらってよかった。
このホタテ貝のおかげで、あの教会のことは忘れないと思います。

本日宿泊のオステル

Casa Apilladeira

ベッドが良かったです。
窓を開けると前の通りが見えるのも素敵でした。
ただ、Exterior(外向き)の部屋じゃないと、イマイチみたいですが・・・

Booking.comによると朝食付きだったんだけど、朝も誰もいなかったし、勝手に冷蔵庫の中のヨーグルトだけいただきました(;^ω^)
まあそれも気楽でよかったんですけどね。