そんな訳で、Puente la Reinaに宿泊することになりました。
アルベルゲは先ほどのスペイン人チームから勧められたこちら。

1人5ユーロです!(2018年当時)
※ 2024年現在、1人9ユーロだって・・・ほんとカミーノ全体、物価上昇が激しいですね💦

すぐにチェックインをし、ベッドを割り当てられ、シャワーと洗濯開始です。

庭もあり、のんびりできます。

洗濯物を干す場所もゆったり。

スペインは乾燥しているので(サンティアゴデコンポステーラのあるガリシア州は別)洗濯物がすぐ乾く。
それも気楽に巡礼できるポイントのひとつだと思います。

さて、早速街歩きへ。

やはり!サンティアゴの祝日だけに、お祭りがあるようです。

Puente la Reinaはメインロード↑に全てがあります。
少し歩いて、メインロード沿いにあるカテドラルへ。

サンティアゴ(ヤコブ)の像。ろうそくに火をいれるちゃば。

この規模の町に、こんなに立派な大聖堂。すごい。

しばし座り、祈りを。・・・ただの休憩かもしれない。

窓からの光を受けるちゃば。

カテドラルで静かな時間を過ごし、街歩きに戻ります。

通りはだいぶ賑わってきました。

やはり今日ここに泊まることになったのは大正解でした。大好きな村でお祭りに出くわすなんて、ラッキーすぎます。

メインロードを端から端まで歩き、村の出口から出て、この村の最大のポイントを見に行きます。

この橋(橋はスペイン語でPuenteといいます)

ヨーロッパ各地から延びている Santiago de Compostela を目指す巡礼の道は、ここ Puente la Reina (女王の橋、という意味の村の名前です)で一本になります。
ここは本当に重要な村なのです。

この橋は、なんと11世紀につくられたもの。

当時の女王・Doña Mayor は熱心なカトリック信者で、巡礼者たちのためにこの橋をつくるよう命じたんだそう。

それまでの巡礼者は、川を歩きや舟で渡っていたのでしょうか…?
巡礼路の歴史を思い、ここを歩けることに改めて感謝したくなります。

ちなみに…スペインに住んでいた頃、2012年3月にこのあたり(パンプローナ、エステージャ、プエンテラレイナ)を訪れています。ちゃばは当時まだ3歳だったんだなぁ。現地の保育園、幼稚園に通っていたので、スペイン語ペラペラのこけしみたいな子でした。笑

さて、お昼時なので、ランチへ。

ちゃばは今朝から何も食べていませんでしたが、パスタなら…と食欲も出てきたよう。よかった。

スペインの食事タイムは、昼食が14時くらい、夕食は21時くらいから、が一般的。
巡礼者は朝が早いので、この食事タイムに合わせるのはちょっと大変かもしれません。
村によっては、巡礼者対策で早い時間から開いてるレストランもありますが、ない場合はスーパーで何か買ってアルベルゲや部屋で食べることになります。

観光も食事も済んだので、一度アルベルゲに戻ります。

アルベルゲは村の入口にある。

アルベルゲに帰ったら、先ほど立ち寄ったObanosでも話したイタリア人カップルがいました。

彼らはわんちゃんを連れての巡礼。かわいい💕
わんちゃん連れはたまに見かけるのだけど、アルベルゲには泊まれない。キャンプしてるんだって。

アルベルゲの部屋の様子。
昨日に引き続き、ザ・アルベルゲなんだけど、明るいせいか雰囲気良く感じる。

ここで、韓国チームから連絡があり。

スルギとスワム、その仲間たちと再会!

街歩きに行くと言うので、またまた出かけます。

ここは村のメインプラサ(広場)。牛追いがあるのですね。普段は石畳の地面ですが、今日は土が敷かれている。
以前来たときはこの広場に車を停めたのでした。

みんなで品揃えの良いalimentación アリメンタシオン(雑貨屋というか、何でも売ってるミニスーパー)で買い物。

メインロードを歩いていたら、Father Seanにバッタリ。
19:30からカテドラルでミサがあるとのこと。もちろん参列します。

アルベルゲから見た展望台。以前登って、あそこから素敵な景色を見たのですが…今回は足が疲れているので断念。

韓国チームと一緒にミサに向かいます。

ミサはここの神父様、Father Sean、Father Jun(ここで初めて会った。Father Seanの友達で、同じくNYの神父様)の3人での共同司式。

ミサの最後にやはり「巡礼者は前へ」と言われ、祭壇前に出たら祝福をしてもらえました。
さらに香部屋(司祭やそれに準ずる人しか通常入れない)に招き入れられ、そこでクレデンシャルにスタンプをもらいました! 素晴らしい経験です!

司式をした3人の神父様。司祭服を脱いだら雰囲気ガラリと変わる。笑

ミサの後は、少しだけお祭りを見てアルベルゲに戻りました。

盛り上がっています。が、私たちは明朝も早いので、すぐに退散。

夕食はアルベルゲの庭で。
胃がもたれているので、パンとガスパチョと桃で簡単に。

明日はEstellaに向かいます。22kmあるので、私たちはきっと途中からタクシーになると思いますが…、
みんなと一緒に歩きたい! というちゃばと、行けるところまで頑張ります。

ちゃば就寝後のビールを庭で。
スペイン入りして初のMahou!わたしのお気に入りのビールです。

★プエンテ ラ レイナで泊まったアルベルゲ★
Albergue de los Padres Reparadores (HPこちら
1人9ユーロ(2024年現在)
100人収容。
キッチンが広く、冷蔵庫も充分。
洗濯物を干す場所が広く、庭も良い。