2018.7.21

Roncesvalles ロンセスバジェスに着いたらすぐにアルベルゲで受付をします。チェックインのようなものです。
普通のホテルと違うのは、クレデンシャルという巡礼証明書を提示すること。
クレデンシャルにアルベルゲのスタンプをもらい、ここに立ち寄った(というかこの場合は泊まった)証明になります。

ロンセスバジェスは小さい村で、レストランが2つしかないみたい(未確認情報です)
レストランで食事したい場合、チェックインのときに申し出て予約、支払い、チケットをもらいます。私たちはGalaadやSun、スルギと一緒にレストラン予約しました。

そして、ベッドが割り当てられました。

207、208のベッドに決定。

このアルベルゲは183もベッドがあります。ピレネー越えをしたペレグリーノ(巡礼者)は絶対にここに泊まりますからね。大規模です。

こんな感じでベッドがズラリ。

アルベルゲに着いてベッドを確保したら即やること。それはシャワーと洗濯です。

このアルベルゲはすごい。地下にランドリーがあり、ボランティアのおばちゃんに預けると洗濯してくれます。

預けてホッとしたところで、館内を散策。

自販機コーナー、充実しています。パンや軽食、お菓子などもある。

ここは自販機コーナーの隣にあるフリースペース。買ったチョコラテを飲むちゃば。

すべきデューティーが終わったので、街歩きに出かけます。

このアルベルゲは元救護院。中世からの巡礼路の歴史を感じます。

まずは教会に行ってみました。カトリック信者の私たちは、泊まるところでは必ずミサに与ることにしています。

Iglesia de Santa Maria ミサの時間を確認。日曜日なので18時からとのこと。

一番大事なミサの時間がわかり、気が緩んだためテラサでお茶。じゃなくてビール。

ミサの時間まで教会や修道院を見学して過ごすことに。
途中イタリア人のドリアーナに出会い「私たちまだ歩き足りないのかしら⁈」と笑い合いました。

回廊を散策。

14世紀に建てられた礼拝堂も見学。

そして何故か修道院の見学ツアーに参加したいと言い張るちゃばと一緒に修道院のスペイン語ツアーに参加することになりました。

この見学ツアーの感じ、なつかしい!

スペインでは、宝物館や大切なエリアはツアーでしか見れないことが多いのです。このガイドツアーに参加したいだなんて、ちゃば、三つ子の魂かもしれません。スペイン語ツアーでしたが、昔とった杵柄で(わたしはスペイン観光マニアですw)、この手の単語はわりと覚えていました。笑

ミサの時間が近づき、ツアーを途中離脱して教会へ向かいました。
ミサ終了後、司祭に「今日ここに集っている巡礼者は前へ」と呼ばれ、祭壇前へ。それぞれの国の言葉で祝福をしてくれました。日本語は「神のご加護を」でした。

ミサの後は予約してあった食事へ。4人がけのテーブルに香港人のサンと韓国人のスルギと一緒に座りました。私たちは見た目は同じなのに英語で話していたので「なんで英語で話してるの⁈」とヨーロピアン達に驚かれた(;^ω^)

香港人のSunとちゃば。

仲良くなったフランス&アメリカの人々。オリソンから一緒!

レストランから帰り、ちゃばはすぐに就寝。

用意してきたアイマスクを装着して寝るちゃば。二段ベッドの上段はちょっと怖いので、ちゃばは下の段。

わたしはちゃば就寝後、仲良くなった韓国人のスワム(3日前まで徴兵されてたらしい! 米軍の基地にいたとかで、英語がペラペラだったし、大学では日本語専攻しているから日本語も少し話せる!)と、アルベルゲの中庭でいろんなことを語り合いました。
初めて会った外国人、しかも年代も違うのにこんなに打ち解けて話せるのは、やはりカミーノならではです。

明日からそろそろ目的地がみんなバラバラになってきます。私たちはスビリが目的地ですが、さらに遠くのララソアーニャまで歩く人たちもいます。オリソンからここまで一緒だった心強いメンバーも、どんどん変わっていくのだろうと思います。
カミーノは一期一会。人生の縮図のようです。